2010年大山日出男カルテット 西日本ツアー報告
今年のツアーも、九州まで足を延ばしました。
記録的な猛暑は、9月になっても一向に衰えません。
この中での移動は大変かも?
メンバーは本州内がレギュラーである西直樹。
九州では、福岡在住の岩崎大輔。
今年も上手くいくのでしょうか?

例年であれば湯原温泉から入るところですが、この不況で残念ながら「ほのか」は閉館してしまいました。 無くなるところ、始まるところ、世の常です。 しかし「ほのか」の池田社長は、湯原温泉峡でのジャズフェスティバルの夢は捨てていません。

そのために今回はリハーサルから。 社会人バンド、ニュースイングドルフィンズのリサイタルのため です。 リーダーの宮澤さんの娘さんも、アルトサックスを吹いています。 また吹奏楽部の部長さんです。 ここは福山にある中学高校一貫校。 昨年まで僕たちとの共演はありませんでしたが、今年は一曲一緒に 演奏するために練習です。 子供たちは実に立派でした。 問題は大人たちが立派かどうかです。

今年も多くの方々のお力添えで、無事にツア ーを終了することができました。 このツアーでは、音楽を取り巻くいろんな要因について考えました。 その発端になったのが政治哲学書である「これからの正義の話をしよう」マイケル・サンデル著。 ツアー中に読み切ったのですが、政治哲学も音楽や芸術一般も相似しています。 あまりにも当てはまり過ぎて、不思議な気持ちになりました。 これは答えの無い質問ともいえます。 これからじっくりと考えて行く必要を、非常に感じています。

例年であれば湯原温泉から入るところですが、この不況で残念ながら「ほのか」は閉館してしまいました。 無くなるところ、始まるところ、世の常です。 しかし「ほのか」の池田社長は、湯原温泉峡でのジャズフェスティバルの夢は捨てていません。